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日々雑感
幸せは日々の雫のような時の中にある。
毎月の、つれづれなるままに……
2014.02.11 Tuesday

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老いさまざま近頃の老夫婦

老い様々、自分たちが老いて初めて気が付くことが多い。
今から30年ほど前に、エイジレスという言葉にであった。
トレーニングしだいで、老いない身体に精神となかなか心地よい響きであった。大体、運動音痴でトレーニングとは程遠い私にとっては「年寄り笑うなこれから行く道、若者笑うな通って来た道」というどなたかの口癖のほうがぴったりきてエイジレスという心地よさは眉唾、特別な人でしょうと思っていた。

ところがこのニュースには驚いた。どんな細胞にも生まれ変わるという万能の赤ちゃん細胞が作られたのだ。、将来若返りも夢ではない?まだ30歳の可愛い女性研究者が軽やかに世界的な発見を語っている。STAP細胞と名づけられたこの細胞、再生医療研究をまたまた発展させることになるのだ。
山中教授の発見そしてそのお人柄に魅せられ、ノーベル賞受賞に日本人は大喜びしたばかりだが、今度はこんな素敵な女性研究者小保方晴子さんのニュースだ。
久しぶりに新聞を読むのが心地よかった。

 さて近頃の老夫婦、はい、夫と私です。
妻は闘病中、夫は難聴、なかなか老夫婦らしく(でもないかなあ)
落ち着いた(フフフでもないでしょう?)風情です。
近頃二人ともブログに向かう時間ができまして、更新してはブログ会話をかわしております。
夫のブログは写真入りでちょっと面白いと思います。「正直のブログ」でPC上に登場します。
私はいつもの「日々雑感」に新しく「こんにちは癌」をひらきました。時間のできた老夫婦のおあそびには上々です。
まもなく結婚50周年、金婚式を5月31日に迎えます。
夫婦二人の生活になってはや20年近くになります。二人が七十歳を越えてから、老夫婦というのが板につき出したと思います。

つい先日季節はずれのあたたかさに誘われて、夫がテラスで冬の園芸仕事をはじめた模様、階下で寝ている私の耳に足音や箒の音、テーブルや椅子を動かす音、はらった枝を落とす音などが、届きます。
なんだか全ての音が弾んでいるようです。
こちらも弾んできてベッドで休憩は即中止、そっと階段を登りテラスへあがりました。夫は気が付かず枝の古い葉をはらい片付けています。
日差しは春です。ベッドにいるよりテラスのベンチに座っているほうがずっと休憩効果があります。
それに夫の楽しげな作業振りはいい眺めです。
「おっ きてたんか」やっと気がついたようです。
「アネモネが元気やねえ」と私
「にんじんジュースのかすで作った有機肥料やようきいてんで下のアネモネは、もう蕾もってるで」と夫。
なんだか心も体もほっこり軽くなって気持ちがいいのです。

晩年の父が「見ていることもいいもんやで」と言った事が実感できます。私は夫が植木を手入れしたり、木工に熱中しているのを見るのが好きなんだと分かりました。夫が幸せそうなときは、実に木々に触れ語り木を細工しているときなのです。
 

 
 
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