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日々雑感
幸せは日々の雫のような時の中にある。
毎月の、つれづれなるままに……
2012.08.14 Tuesday

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またまた菜園

可愛い大根が、我が家の屋根の上菜園にみのった。
胴回り10センチ、長さ15センチ、葉は見事に虫たちが先に食して穴だらけだが、夫婦二人の大根おろしには丁度いい量になると 早速おろした。なんとこれがぴりりと舌を刺すように辛い。
まさに山椒じゃないが小粒でぴりりと辛い。
「これ、おろしそばならよかったかしら」と頬を窄め
すぼめ
顔をしかめ身体を振るわせて、それでも全部飲み込んだ。
何しろあのプランターの中でしっかり育った愛い
うい

やつ
で、あだや疎か
おろそか
にできない。
なすび、 これは大成功だった。
皮全体に切り目を入れて田舎煮にすると美味。
茄子は、紫の花にまず見とれる。花がしおれて濃い紫の実が生り日に日に、その実がぷっくりと育つ。
気高く誇り高く主張しているような野菜に見えるのはこの色の所為だろうか。
油と相性がいいが私は今、がんちゃん養生食、油、塩を控えているので、いつもの 我が家出汁
だし
、(瓶に水750cc、昆布、干し椎茸、出し雑魚、鰹節を入れて冷蔵庫にいつも保存、これは便利、皆さんにお勧めしたら簡単、楽々で旨みがしっかり出ると評判なのだ)このお出汁
だし
に蜂蜜、赤唐辛子、夫用には濃い口醤油を加えて煮た。これ、三重丸まる。茄子嫌いの弟でもきっと食べる。
隣のプランターで、土の中から白い顔を出したので引っ張ると、
ころっと跳びだしたのは蕪、小さいながら立派に蕪の姿をしている。今こそ収穫の時と決めて、次々抜いていく。
外皮だけ残して中身はすっかりミミズが賞味したというのもあるが、ミディトマト位からプチプチトマト位まで19個収穫できた。
そこで茎を長めに残して一つ一つ洗って大きいのだけ半分に切って独立させた。ころんころんと19個並んで可愛いこと。
葉も虫食いを気にせず、ざくざく切り、またまた例の出し汁で煮て醤油と蜂蜜登場、最後に葉も加えて片栗粉で少しとろみをつけて出来上がり。これも満足。
「おっつ、蕪の味がする」 蕪だから当然だが、これがうれしい。
「おいしいねえ」夫婦の会話は素朴です。
長ピーマンもこんな感じでさっと煮て色鮮やかなところを賞味、野菜ってこんなにおいしかったかしらと思う。
術後一年が経過した。
できるだけ生活ペースを無理なく過ごしたいと思うのだが、身体の声に耳を傾けるのはなかなか難しい。
食事の後の貧血も慣れてくると苦痛というより「あっ、きた」またまたいらっしゃいという感じだ。ダンピングというのも時々ある。
この前はベッドに入ってから動悸がして、頭の芯がすうっと軽くなるような妙な感覚で、冷や汗が出て変な夢を見たようだった。
気分がよくないので起き上がってベッドに座り、深呼吸しているうちに治まった。
「慣れだわな」
信州の職人さんで木工轆轤
ろくろ
の名手がいて夫がコツを伺ったら「慣れだわな」と仰った。以来我が家ではこつこつ努力して名人芸に近づくのを「慣れだわな」と言って彼を思い出している。
エコー検査の結果は一年目クリアー。ガンマーカーは少々高めだがまあ様子を見る。白血球はかなり戻ったが赤血球は厳しいところ。というのが血液検査の結果。
養生食の玄米にもすっかり慣れて、消化も上々、お付き合いの夫も一時は痩せたが調子が戻って良好というのが付録。

人参ジュースのプールでゆったり おとなしくしている がんちゃん、お前も慣れだわな。
 

 
 
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