年が明けて7日2回目の山仕事に入る。場所は豊能町牧クヌギ林1.3ヘクタール内の皆伐作業である。
12〜13年生の目の高さで径15センチ程のクヌギを伐採するのだ。産切りと称する1本立ちの若木を伐採するのと、古株から萌芽更新した木を伐採する方法である。これは持続性のあるリサイクルである。
切り倒したクヌギは枝払い、玉切りをし、炭の材料、窯の燃料として捨てる所なく活用される。そのために炭材、中枝、小枝、に分けて結束する。仕事の成り立ちが実に合理的で知恵のあるシステムだ。
例えば萌芽した新芽が野生の鹿に食べられないように台木の高さはかなり高い位置で残されている。
この作業の楽しみの一つに昼弁当を食べながら地元の長老の話を聞くことである。心地よい汗をかき、いい空気を満喫して帰路についた。